540: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/06(月) 01:26:52.68 ID:vCzKEuQSO
男『今のは飛龍の経験談か?』
飛龍『まあね。海って目的もなしに立ってられる場所じゃないからさ、その目的を見つけるまでが大変なのよ』
男『艦娘にも色々あるんだな』
541: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/06(月) 01:27:39.80 ID:vCzKEuQSO
男『緋色は何か目的があるのか?』
緋色『分からないわ。まだ』
男『そりゃそうか』
542: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/06(月) 01:28:35.34 ID:vCzKEuQSO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
男「さてと」
翌朝、緋色用の教材を見直しながら支度をする。
543: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/06(月) 01:29:23.02 ID:vCzKEuQSO
叢雲「意外と日当たりいいのねここ」
男「住んでみると快適なもんだよ。でここで何する気だ?」
叢雲「棚上げしてた仕事片付けるの」
544: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/06(月) 01:29:49.92 ID:vCzKEuQSO
特に残念そうな素振りも見せず、当然のようにベットに腰かけ端末をいじり始める叢雲。
いつもの何処かピリピリとした、背筋を伸ばしてるような感じはない。これがただの叢雲という事なんだろうか。
叢雲「コラムとかって書いた事ある?新聞なんかにあるような」
545: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/06(月) 01:30:30.41 ID:vCzKEuQSO
男「そういや昨日三食全部飛龍が持ってきてくれたんだが」
叢雲「なに、なんかやらかしたあの娘?」
男「そういうんじゃなくてな。作戦前で皆忙しいんだろ?なのにアイツ随分暇そうというか、その」
546: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/06(月) 01:31:12.28 ID:vCzKEuQSO
叢雲「作戦中、出払った鎮守府に敵が攻めてくるかもしれない。突如救助を求める船がでてくるかもしれない。戦況が一変して即時出撃する必要があるかもしれない。そういう想定外な緊急事態に対応出来る艦隊が必要なのよ」
男「つまり予備選力ってことか?」
叢雲「そう言ってもいいかもしれないわね。飛龍はウチでもかなりの古参で腕も立つわ。だから基本的に鎮守府近辺に留まって、後輩の指導や演習をしてるの」
547: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/06(月) 01:31:46.78 ID:vCzKEuQSO
叢雲「ま、そーゆーわけでアナタ達の事あの娘達に任せる事は多くなると思うの。よろしくね」
男「俺はむしろ任される側だよ」
叢雲「それで、作戦中はどうするつもり?」
548: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/06(月) 01:32:23.63 ID:vCzKEuQSO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
…誘われてるのかしら。
されげなく部屋を撮ろうとしたけれどしっかりNGされたし、所属なんかを期待して聞いてみたけれどはぐらかされた。
549: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/06(月) 01:33:19.75 ID:vCzKEuQSO
そういえば加齢臭なるものがあるらしいけれど流石にそういったものはなさそうね。
司令官もいつか臭くなるのかしら。
今まで、司令官のものだと思っていたアレやコレやは、大半が鎮守府において人間が司令官しかいないから勘違いしていただけで、人間にとっては極々普通の事なのかもしれない。
821Res/614.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20