542: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/06(月) 01:28:35.34 ID:vCzKEuQSO
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男「さてと」
翌朝、緋色用の教材を見直しながら支度をする。
秋雲に頼んでおいた物だが流石に出来がいい。普段からこういう真面目さを発揮して欲しいものだが、オンオフが激しいのがあいつの良さでもある。
そんなことを考えていると扉から聞きなれた声がした。
叢雲「おはよ」
男「おはよう」
廊下にいた叢雲は、なんだか昨日とは雰囲気が違っていた。
なんだろう、柔らかいというか。
叢雲「部屋、お邪魔してもいいかしら」
男「それはもちろん構わないが、いいのか?今忙しいんだろ?」
叢雲「えぇ。昨晩遅くまで忙しくした結果、今日の午前中は何も動けないと分かったのよ。だから司令官は部屋で休息中」
男「叢雲は?」
叢雲「ここなら誰にも見つからないでしょう?」
男「なるほど」
つまりリラックス状態なわけか。彼女の負担を少しでも和らげられるのならいくらでも手を貸したいところだ。
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