37: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/02(土) 04:43:48.09 ID:bR8MUREO0
叢雲「他所の鎮守府か〜。興味深いわね」
男「オススメできない所ならいくつか教えてやろうか?」
叢雲「…ご忠告どうも」
38: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/02(土) 04:44:35.23 ID:bR8MUREO0
飛龍「」ツンツン
提督「ん?どうした飛龍」
何故かこっそりと提督に近づき肩をつついたのは正規空母、飛龍。
39: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/02(土) 04:45:19.33 ID:bR8MUREO0
男「調査官の男という者だ。大本営直属、と言えば聞こえはいいが提督という身分と大して違いはない。私も君達に頼る事があるだろうし気軽にしてくれ」
飛龍「な〜んだそっかそっか。てっきり提督がなんか悪い事してバレたのかと」
提督「君達もう少し提督を信用してくれてもいいんだよ?」
40: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/02(土) 04:46:23.83 ID:bR8MUREO0
飛龍『いーじゃん!どうせ提督たいしてお酒なんてわからないくせに!』
提督「この口か!この口が言うか!」
ギャーギャーワーワーと、喧しくて、騒がしくて、賑やかだ。
41: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/02(土) 04:48:33.35 ID:bR8MUREO0
飛龍が元のグループ、どうやら空母の集まりらしき所へ戻っていく。
彼女達の楽しそうに話すのを受けてか食堂全体の空気が少し緩んだように思えた。
提督「すまないね、お見苦しいところを」
42: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/02(土) 04:49:01.47 ID:bR8MUREO0
ふいに食を並べているテーブルの下から軽快な音楽が鳴り出した。
この声は確か那珂という軽巡の歌だ。
提督「おっと、ごめんごめん」
43: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/02(土) 04:49:45.95 ID:bR8MUREO0
提督「急でごめん。案内の方は叢雲に任せるからゆっくり食べててください」
男「了解」
叢雲「ほらさっさと行ってあげなさい」
44: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/02(土) 04:50:48.26 ID:bR8MUREO0
叢雲「それにしても、驚いたわよさっきは」
唐揚げ丼をペロリと平らげ提督の残したカレーに手をつけ始める叢雲。
艦娘は基本的によく食べるものだと知ってはいるが目の前でこれだけの量を当然のように食す様はやはり壮観である。
45: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/02(土) 04:51:34.92 ID:bR8MUREO0
男「逆だよ。調査員だから喋れるんじゃない。喋れるから調査員になれたんだ。いやそもそも調査員なんてものが出来たのも俺がいたからだしな」
叢雲「へえ、何か事情があるってとこかしら」
男「そんなところだ」
46: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/02(土) 04:52:04.50 ID:bR8MUREO0
叢雲「ええ、そうだけど」
何言ってんだこいつという目で見られた。あまりそういう事を気にする質じゃなかったようだ。
叢雲「そう、だけど…」
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