275: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/05/30(土) 03:05:28.82 ID:UO9Mmx190
叢雲『掃除の基本は?』
江風『え』
叢雲『基本よ。前に言ったじゃない』
276: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/05/30(土) 03:06:09.70 ID:UO9Mmx190
叢雲『道具はこのバケツに入れたから好きに使ってちょうだい』
緋色『はい』
江風『よっしゃ江風一番乗りだぜい!』ダッ
277: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/05/30(土) 03:06:38.07 ID:UO9Mmx190
緋色『これなんかどうかしら!』
男『…緋色さん』
緋色『何?』
278: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/05/30(土) 03:07:21.60 ID:UO9Mmx190
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結局江風のマフラーを借りた。
大切な物だからとジャージの下に巻いていたらしいがそんな物をマスク代わりに貸してもいいのだろうか。
279: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/05/30(土) 03:07:58.05 ID:UO9Mmx190
しかし長屋、長屋か。その呼び方はきっと実に正しい。
鎮守府にある建物は生活の為の部屋と業務の為の部屋に分かれる。
それで言えばここは前者だ。
280: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/05/30(土) 03:08:58.56 ID:UO9Mmx190
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叢雲『後は廊下を拭いて終わりね』
男『水道とか風呂はどうするんだ?』
281: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/05/30(土) 03:09:47.52 ID:UO9Mmx190
叢雲『…そうね。でも貴方の実力次第では考えてあげなくもないわ。試しに緋色とやってみたら?』
江風『ほンとか!?よっしゃやろうぜ緋色!』
緋色『えぇ!私も?』
282: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/05/30(土) 03:10:30.56 ID:UO9Mmx190
これまで緋色と過ごして来て分かった事がある。
彼女は意外と活発的だ。
最初はオドオドした所が目立ったが、それは記憶の無さから来る恐れや不安に起因するものだったのだろう。
283: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/05/30(土) 03:11:09.69 ID:UO9Mmx190
男『緋色!大丈夫か!!』
緋色『イタタ…思いっきり躓いちゃった』
江風『おー鼻真っ赤』
284: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/05/30(土) 03:11:57.66 ID:UO9Mmx190
緋色『…』
叢雲『どうしたの?』
緋色『外に出て、いいえ。部屋にいる時も少し思うことはあったのだけれどね』
285: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/05/30(土) 03:12:49.56 ID:UO9Mmx190
男『なんか俺が変に気にしてるだけみたいで辛い』
叢雲『ここら辺はまあ、慣れてとしか言えないわね…』
江風『どうした課長さン』
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