278: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/05/30(土) 03:07:21.60 ID:UO9Mmx190
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結局江風のマフラーを借りた。
大切な物だからとジャージの下に巻いていたらしいがそんな物をマスク代わりに貸してもいいのだろうか。
借りる側だしそれ以上追求はしなかったが。
男「潮の香りだな」
あれ、もしかしてこれ傍から見ると少女から借りたマフラーを嗅ぐ変態なのではなかろうか。
廊下の奥の方を見る。
江風と緋色が何か話しながら窓を拭いている。
なんだかんだすっかり仲良くなっていた。
叢雲『手ぇ止まってるわよ』
男『いや、サボってる訳じゃなくてな』
叢雲『冗談よ。しっかし凄い埃ね。想像以上』
男『俺が来る前に軽く掃除したんじゃなかったのか?』
叢雲『そんな所までやる余裕はなかったもの。だからそうね、年末の大掃除が最後かしら』
男『五ヶ月以上放置か。納得の量だ』
叢雲『こういうのってやろうやろうと思っていても中々出来ないのよねえ』
男『分かる』
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