175: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/02/05(水) 03:45:55.59 ID:qK3o3GJF0
夕飯を済ませ鎮守府が少しづつ静かになってゆくこの時間。いつもの会議も七回目になる。
提督「半ば様式美になってきたけど一応これから始めましょうか。どうです、彼女は」
男「残念ながらさっぱりですよ」
そう言って目の前の男は首振る。
いつも通りソファに座り部屋のテーブルを囲んで叢雲のコーヒーを啜るこの会議。気付けば彼が僕の向かいのソファの右側。そして僕の左に叢雲というのが定位置になっていた。
提督「流石にそろそろ違うアプローチを始めるべきなんじゃないですかね」
素人考えだが未知の相手であるのは彼も同じだ。的外れということもないだろう。
叢雲「そうね。流石にそろそろ名前も欲しいわ。"彼女"とか"あの娘"とか言うの面倒だもの」
そう言い放って叢雲が"コーヒーを啜る"。
ふむ。どうにも御立腹のようだ。
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