128: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/12/31(火) 23:36:17.26 ID:2t2tJjtO0
男「君の今後の予定を聞いてもいいか?」
叢雲「全員の起床を確認。今日の各自の予定を改めて通達、各自目を通したか確認。早番の娘達の航路や日程を確認送り出し。夜番の娘達の帰投確認、で報告受けてとりあえずは朝餉ね。司令官は、まあ起きないでしょうけど」
サラッと簡素に答えたがこれだけでもどれほど忙しいかわかる。
今は端末等で事足りるとは言え百を超える部下をまとめあげるのは並の苦労じゃない。
早番というのは恐らく早朝からの遠征や船の護衛だろう。夜番はそれを夜通しやっている艦隊か。
男「改めて聞くとえらい忙しさだ」
叢雲「この身体じゃなきゃ三日持たないわよ。それでも司令官は睡眠を取れって言うけれどね」
男「そうなのか?」
叢雲「ええ。わざわざ秘書艦を交代制にしてまでね。いい夢を見ろって事らしいわ」
男「いい指揮官じゃないか」
叢雲「そう?押し付けがましいと思わないでもないわよ。夢なんか見なくたって、私はあの人の隣いにいる限りは人であり続けられると思うのだけれど」
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