9: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/10/27(日) 06:15:06.39 ID:6IHPrfJ20
ガチャ
果南「ただいまー」
「お帰りなさい」
ドアを開けるとじいじが出迎えてくれた。
「君が善子ちゃんかな?」
善子「はい、よろしくお願いします」
「うんうん、ゆっくりしていっておくれ」
善子「ありがとうございます」
こういうところを見ると善子ちゃんは本当にいい子なんだなと思う。
善子「果南? さぁ、行きましょう?」
果南「あ、ああごめん。行こう」
一瞬善子を見たままぼーっとしてしまった。いけないいけない、早くヨハネコちゃんのところに行かないとね。
果南「ただいまー」
自分の部屋に二度目の挨拶をするのは何だか変な感じがするけれど、ヨハネコがいると思ったら自然と口が動いていた。
ヨハネコはというと、やっぱり私のベットの上にいて丸くなっていたらしい。顔をあげてこっちを見て欠伸をした。
善子「よ、ヨハネコちゃ〜ん」
私の後ろから善子ちゃんがそう呼ぶと、ヨハネコは耳をピンッと立てて私の方向を目を見開いて見ていた。
果南「ヨハネコちゃんは善子ちゃんのことが本当に好きだね」
善子「フッ、誰が恩人だかちゃんと分かっているようね」
果南「そうみたいだね」
久しぶりに見た堕天使ヨハネを見て何だか安心した。
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