果南「ヨハネコちゃん」
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8: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/10/27(日) 05:49:29.33 ID:6IHPrfJ20

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果南「ヨハネコちゃん、いい子に待ってるかな?」

善子「さあ。でもまだ場所に慣れてないとしたら、すみっこで寝てたりはするかも知れないわね。というか本当に名前はヨハネコにするの?」

果南「うん」

善子「ええ……」

買い物を済ませた私たちは私の家に戻るための船に乗っていた。今日は初めから早い時間で帰ってくる予定だったので自分のジェットスキーは用意してなかった。……最悪はおじいに頼めばいいからね。

善子「餌とクッション、気に入ってくれるかしらね」

果南「クッションについては、ヨハネコちゃんは結構何でも受け止めてくれる気がするし大丈夫だと思う。餌はどうか分からないよね。お店の人も『色々なものを試して好きな味を探してあげてください』って言っていたし、試してみるしかないよ」

善子「そうよね。はー、何だか緊張するわ」

そう言って善子ちゃんは手すりを使って体を伸ばしていた。

果南「もー。何かの面接じゃないんだからさ」

善子「面接みたいなものよ。買って来たものをどうですか? って出すんだから」

果南「そう言われてみればそうなのかな?」

話をしている間に桟橋が近づいて来た。

善子「今までで一番緊張して上陸するわ」

果南「私も今までで一番緊張してる帰宅かも」

それを聞いた善子ちゃんは笑っていた。

善子「果南も緊張することがあるのね」

果南「緊張なんてよくしてるよ」

善子「本当に?」

果南「本当だって。あ、こっちだよ」

私は自分の家へと善子を案内した。善子が私の家に来るのは初めてだ。恐らく善子が前に来たことがあると言うのは鞠莉の部屋のことだろう。


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