4: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/10/27(日) 04:20:30.43 ID:6IHPrfJ20
ピリリリリ、ピリリリリ
突然私のスマホに着信が来た。画面を見るとそこには『津島善子』の文字が表示されている。
果南「もしもし」
善子『果南、おはよう』
果南「おはよう、善子ちゃん。どうしたの?」
善子『黒猫がどうしてるかっていうのと、今日泊まりに行くって言ったでしょ? だから時間を確認したいと思って』
果南「今、丁度朝ごはんをあげ終わった所だよ。善子ちゃんが買ってきてくれたやつをあげたら美味しそうに食べてくれたよ」
善子『良かった。それを聞いて安心したわ』
果南「それで時間の事なんだけど、これから飼うんだったら色々な物を揃えないといけないでしょ? だからもし良かったら一緒に買い物に行きたいんだけど、どうかな?」
善子『もちろん一緒に行くわ!』
果南「おっけー。それじゃあ二時くらいに……善子ちゃんのお家の方がお店近いもんね、そっちに行くよ」
善子『了解したわ。それじゃあ二時くらいに私の家の下のところに来て』
果南「了解。それじゃあ後でねー」
通話を切ってヨハネコちゃんの方を見ると、こっちを見ながら首を傾げていた。恐らく電話が何だか分からなくて私が言っていることを必死に理解しようとしていたのだろう。そんな可愛いヨハネコちゃんを一枚スマホカメラで取った後、優しく抱き上げた。
果南「お前の物、いっぱい買ってきてあげるからいい子に待ってるんだよ」
「にゃー」
……やっぱり何でもかんでも答えているだけな気がする。
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