忍野扇「だから忘れないでください。この愚か者」阿良々木暦「ああ……わかった」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/26(土) 22:31:35.01 ID:hAYTqdlSO
『実は今朝からお腹が痛くて……』
『そう、だったのか……』
『お部屋を汚しちゃってごめんなさい』

あの日、ゲームに没頭していた僕の耳に。

ぶちゅっ!

と、なにやら多分に水気を含む音が聞こえて。
初めは気のせいかと思い、気にしなかったが。
気づくと千石が蹲っていて、そして次の瞬間。

ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅぅ〜っ!

ツイスターゲームの上に下痢便の海が広がり。
僕の手や足に、生温かい液状の便が付着して。
それを鼻先に近づけた瞬間、意識が、飛んだ。

「フハッ!」

あの時と同じように、扇ちゃんが噴き出した。
僕は咄嗟に耳を塞ぎ狂気から逃れようとした。
そうしなければ、あの日湧き上がった愉悦が再び自分を狂わせるような気がして、怖かった。

「おっと、これはこれは大変失礼しました」
「僕は悪くない。僕は悪くない。僕は……」
「大丈夫ですよ、阿良々木先輩。私は……いえ、僕はあなたの味方です。安心してください」
「扇ちゃん……いや、君は扇くんなのか?」
「そうです。ブルマーを穿いた、忍野扇です。忍野メメの甥っ子ですよ。安心しましたか?」

ブルマーを穿いた扇くんはなんだかとても魅力的で、僕の不安定な精神を安定させてくれた。


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