忍野扇「だから忘れないでください。この愚か者」阿良々木暦「ああ……わかった」
1- 20
5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/26(土) 22:28:10.57 ID:hAYTqdlSO
『暦お兄ちゃん……』
『どうした、千石。顔色が悪いぞ』

ゲームを続行して、しばらく経った頃。
千石の顔色が悪いことに僕は気づいた。
青い顔をして冷や汗が額に滲んでいる。

「どうやら、物語は佳境を迎えたようですね」
「いや、残念ながら物語はここでおしまいだ」
「そんなわけないでしょう。悪い冗談にも程がありますし、そもそもセンスがありません」

センスがないと言われても対応に困る。
僕に話せるのはここまでで、後はない。
その先は何もなかった。その筈だった。

「体調を崩した彼女を阿良々木先輩が介抱して、それで終わりなんてあり得ませんよ」
「だけど、本当にそれだけなんだ」
「それではこちらをご覧ください」

そう言っておもむろに、扇ちゃんはスカートを捲り上げて、黒タイツをスルリと下げた。

「い、いきなり何をするんだ扇ちゃん!?」
「ああ、安心してください。偶然にもタイツの下にブルマーを穿いていたので平気です」

慌てて目を逸らした僕に、扇ちゃんは何てことないようにタネを明かして、昏く嘲笑をした。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
21Res/22.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice