サイタマ「お前って普段、パンツ穿いてないのか?」タツマキ「おやすみ」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/20(日) 21:22:21.40 ID:01arW23NO
「…………寝るか」
「…………そうね」

長い沈黙の後、彼は諦めたように降参した。

ほっとしたような、残念なような。
悔しいような、腹が立つような。
とても甘いような、酷く苦いような。
泣きたいような、切ないような気持ちになり。

声を出さずに、私は泣いた。

泣きながら、敗因を自覚する。
それは間違いなく、私がちんちくりんだから。
妹のフブキみたいな身体ならば負けなかった。

「ねえ、アンタ」
「なんだよ」
「フブキのこと、好き?」
「別に嫌いではないけど、それがどうした?」
「だったら、大事にしてあげて」

泣きながらそう願うと彼に抱きしめられた。

「お前のことは誰が大事にすんだよ」

そんなことは考えてもみなかった。だから。

「知らないわよ……アンタの好きにして」

そんなよくわからないことを言って。
私は彼の胸で子供みたくわんわん泣いた。
泣きやむまで、彼は私を離さなかった。


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