梓みふゆ「鶴乃さん、鶴乃さん、起きてください」
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12: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/10/06(日) 21:00:08.48 ID:RQR8trEn0
灯花「くふっ♪ そうだよー。爆発だよー。羽根の力を高電圧の電気に変換して傘の先で放電させたの。その時発生したスパークは超高温だから、瞬間的に周りの空気が熱せられて、急激な熱膨張が爆発になるんだよー♪」
灯花「でも、わたくしは傘を広げているから爆風を防御できる。どうかにゃー? ベテランさん? そのほっそい槍と最強さんとの連携技とやらで、この爆発をどうやって凌ぐのかにゃー?」
鶴乃「あっ・・・うぐっ・・・」
やちよ「くっ・・・。な、なんて技なの・・・。予備動作なしでこの威力・・・。防ぎようがないじゃない・・・!」
灯花「くふふっ♪ そうなんだー。それじゃ、もう一回♪」 .....バチッ
バンッッ!!
鶴乃「ぎゃあああああああっっ?!?!」
やちよ「くあっ?!」
灯花「羽根の力はそこら中に充満してるからいくらでも打てるよー! だから、それっ、もういっかーい♪」 .....バチッ
バンッッ!!
鶴乃「あがああっっ?!?!」
やちよ「くっぅ?!」
灯花「くっふふっ♪ さっきの威勢はどうしたのかにゃー? もっとわたくしを楽しませてよねーっ」
ももこ「なんだよ・・・なんだよこれ・・・。まるで子供が虫をいたぶってるみたいじゃないか・・・! やめてくれ・・・やめてくれよお・・・!」
ももこ「お前の目的は宇宙の全てを知ることだろー! なんで仲間をこんなに傷付けるんだよー!」
灯花「んー・・・? なんでかにゃー? わかんにゃい」
やちよ「はぁっ・・・はぁっ・・・。ももこ。今の灯花に何を言っても無駄よ。コントロールできない羽根の力とマギウスの人格に自我を奪われているんだから」
ももこ「そんなぁ・・・。ただ単に人を傷付るなんて・・・そんなのもう、魔女と変わらないじゃないか・・・!」
やちよ(魔女・・・・。なるほど・・・。確かにそう考えると、灯花や向こうの翼たちが暴れている理由も納得できる)
やちよ(きっとこの羽根の力は希望と絶望が表裏一体なんだわ。私たちを救って希望をもたらしてくれることもあれば、こうして私たちを傷つけ絶望をもたらすこともある)
やちよ(その関係は、魔女と魔法少女の関係にとても似ている。それでいてこれだけ強大な力を有している、ということは・・・・もしかしてこの羽根の力の持ち主は、魔法少女の真理に近い存在・・・? あるいは真理そのもの・・・?)
やちよ(それだけ大きな存在なのは間違いない。だからこそ私たちが安易に触れてはならなかった・・・。柊さんの言う通りだわ。下手を打てば宇宙を壊しかねない・・・)
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