91:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:46:29.35 ID:pYPvRrqT0
千早「だから、その……。どのくらいまでかかるか分からないから、春香は先に帰ってて。
二人でご飯を食べる約束は、またいつか必ず……」
一転、申し訳なさそうな表情を向ける千早。
そんな千早に、やはり春香は変わらない笑顔を向けたまま、
春香「ううん、別にいつかじゃなくていいよ。今日一緒に食べよう?」
え? と千早が疑問符を浮かべた直後、春香は後ろ手に回していた手を前に出す。
その手には、コンビニの袋が提げられていた。
春香「さっきのステージ見ててね、千早ちゃんならきっとそう言うだろうと思って急いで買ってきたんだ。
私の分も買ってあるから、レッスン前に一緒に食べようよ」
千早「え、っと、それじゃあ、春香も……?」
春香「えへへへ……。できれば、レッスンのお手伝いさせてもらえたらなーって。
もちろん、千早ちゃんの迷惑じゃなかったら、だけど」
千早「春香……」
迷惑か、迷惑じゃないか、なんて。
もちろん答えは決まってる。
千早「ええ……ありがとう。それじゃあ、付き合ってもらうわね」
微笑んで言った千早に春香も笑顔を返し、二人はレッスンルームへと向かって行った。
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