66:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:13:22.56 ID:pYPvRrqT0
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控室の前で立ち止まり、静香は呼吸を整える。
そうしてぐっと体に力を入れ、ドアノブを回した。
千早「! 静香……」
真っ先に目に入ったのは、椅子に座ってテーブルに目を落としていた千早の姿。
千早もこちらに気付いたのを見て、静香は部屋に入り、
静香「千早さんごめんなさい! 私、千早さんに、とても、とても失礼な態度を取っていました!」
千早「え……?」
勢いよく頭を下げた静香に、千早は目を丸くする。
そして千早が何か言うより先に、静香は頭を下げたまま絞り出すように続けた。
静香「千早さんは私に、本気でぶつかってくれてたのに、私、そんなことにも全然気付かないで……。
勝手に、私は千早さんより下なんだからって……。
足を引っ張らないように、って……そんなことしか考えてなくて……!
千早さんの想いを、無視するようなことを……! 本当に、ごめんなさい!」
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