273: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/01/14(火) 03:36:52.52 ID:hBUPAlst0
少年「……」
眼鏡娘「あんまり面白くなかった?」
少年「…どうやって克服したんですか?」
眼鏡娘「克服、というか……気付かせてくれたんだ」
眼鏡娘「私の大事な人たちが…」
少年「……それって、今日一緒に来てる友達さん?」
眼鏡娘「!…すごい、どうして分かったの?」
少年「眼鏡娘さんの顔見てたら、なんとなくそうかなって」
眼鏡娘「へぇ……んふ、なんか少し嬉しいかも」
眼鏡娘「あ、でも」
眼鏡娘「この相談って…もしかしてきみのお友達は……」
少年(………)
少年「いえ、生きてます。さっきのは例えばの話ですから」
眼鏡娘「…そっか」
元気娘「あ!居たー!」テッテッテッ
眼鏡娘「!来た来た」
少年(あの人が眼鏡娘さんの大事な人…?)
元気娘「ねー見て見て!男くんこんなに撃ち落としたの!隠れた才能がーとか言って──む?」
少年・眼鏡娘「「?」」
元気娘「……眼鏡娘ちゃんが」
元気娘「男の子を口説いてる!?」
眼鏡娘「違いますー。人混みで潰されそうになってたからここまで連れてきただけ」
元気娘「なーんだ」
元気娘「こーゆうとこではねぇ、スルスルッて、人の間をうまくすり抜けるのだよお兄さん」ニシシッ
少年「は、はい」
元気娘「眼鏡娘ちゃん行こっ!男くん向こうで待ってるから!」
眼鏡娘「うん」
眼鏡娘「それじゃあね。今度は倒されないように気を付けるんだよ?」
少年「…お話、ありがとうございました」
眼鏡娘「余計なお世話になってたらごめんなさい」
少年「そんなことないです」
眼鏡娘「……」
眼鏡娘「じゃ、余計ついでに最後に一つだけ」
眼鏡娘「──きみときみの愛する人を大切にね」
元気娘「眼鏡娘ちゃん早くー!」
眼鏡娘「はいはい!」
タッタッタッ...
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