204: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/11/08(金) 00:48:13.52 ID:uBwrWeJb0
夢見娘「……」
夢見娘「…昔」
夢見娘「人から追われる妖禍子が居た」
夢見娘「大きな身体で、大切に抱えた何かを庇いながら…逃げて、逃げて……」
夢見娘「……でも、最後には息絶えてしまうの」
夢見娘「無慈悲な炎と、たくさんの人に囲まれながら……」
包帯少女(その光景って……)
夢見娘「……私が見た"あのヒト"のユメは、それだけ」
夢見娘「…少女、さん」
包帯少女「!」
夢見娘「あなたはもう、何度か見ている…」
夢見娘「……よね?」
包帯少女「………」
夢見娘「…今この町を飛び交う妖禍子は、みんな"あのヒト"の怒りにあてられた子」
夢見娘「あの子たちを使って、人を妖禍子に変え…"居なかった"ことにしようとしている…」
夢見娘「でも、最初の犠牲者は」
夢見娘「他ならない、あなた」
包帯少女「──」
夢見娘「だから時々、"あのヒト"のユメを見る……見てしまう……」
夢見娘「……違う?」ジッ...
ーーーーー
黒服男「」ニタァ
ーーーーー
包帯少女(一瞬だけ見えた顔)
包帯少女(まさかたまに見るあの夢は、全部あの男の……)
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