【のんのんびより】れんげ「転校生が来たのん!」
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32:学園長  ◆86inwKqtElvs[saga]
2019/10/04(金) 01:23:21.60 ID:QcZxi7T/0

れんげ「……さびしいお話なんな。友達になってくれたのが嬉しくて力を貸してあげたら、閉じ込められたのん」

れんげ「うちだったら、怒るかもしれんのん。優しい神様なんな」

一穂「そうだねえ」

一穂「まあそうやって現代に伝わってきたんだけど」

一穂「本体が割れたのは、どうも本来の持ち主でないほたるんが持ってしまったのが原因みたいだね」

一穂「多分だけど、今神様はほたるんとこにいるみたいで」

一穂「ほたるんの願い事、なんでも叶えてる状態になってしまってるんだろうねえ」

夏海「なんでほたるんなの? ってかなんでお守り石をほたるんが持ってるの?」

一穂「…………」

一穂「一体どこで落としたんだろうねえ」

れんげ「やっぱりねえねえのせいなんな!」

一穂「いや、だってこんな話うちも知らんかったし、知ってても信じたかって言われると……」


 ごにょごにょ言うねえねえをなっつんもにいにいも呆れて見てたんな

 うちも呆れてましたん。当然ですのん


一穂「まさかこんな大事になるとは思ってなかったしねえ」

一穂「それに普通は担当の家に勝手に戻ってくるんよ。因果ってのはそういうものなんよ、いや本当」

一穂「ただ、担当が変わった年っていうのは、たいてい不安定な時期でもあってね」

一穂「それでも拾ったのが村の人だったらまだ戻ってきたんだろうけど」

一穂「ほたるんはまだ越してきたばかりで、村の一員としては日が浅かった」

一穂「あと多分、ほたるん自身、結構感受性が強いんかもしらんね」

一穂「まあうちがわかるんは、これぐらいかなー」

夏海「つまり、ほたるんは……」

夏海「誰かを傷付けようとか、思ってないってこと?」

一穂「本当ならねー」

一穂「ただでさえ越してきて不安ばかりの時期なんだしね」

一穂「例えば、『みんなが受け入れてくれるだろうか』っていう不安を、お守り石が叶えてしまってたとしたら」

夏海「…………」

一穂「そういうことだねえ」

れんげ「こまちゃんがいれば十分って、ほたるんは言ってたのん」

一穂「あー、そうだねえ」

一穂「確認しないといけんね」



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