【のんのんびより】れんげ「転校生が来たのん!」
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31:学園長 ◆86inwKqtElvs[saga]
2019/10/04(金) 01:22:52.84 ID:QcZxi7T/0
しばらくねえねえは古文書とにいにいが解読した部分を照らし合わせてたん
めずらしく居眠りせず真面目だったから、誰も口を挟まなかったんな
一穂「あのお守り石には、よそから来たとても力の強い神様が封印されていたんだって」
一穂「その神様はなんでも叶えることができたそうな」
一穂「『そんなことができるわけがないだろう』っていう、諦めの想いとか」
一穂「そんなネガティブな想いも汲み取ってしまえるぐらい、強い力を持っていたんだって」
一穂「例えば『友達になりたいけど友達になれるはずがない』っていう、矛盾した願いを、同時に叶えてしまうとか」
一穂「そんな願いが叶ったら、どうなると思う?」
れんげ「…………」
夏海「…………」
卓「…………」
一穂「わからんよね。うちもわからん」
一穂「ただそれで、すごく危ない力、ということになったんだねえ」
一穂「神様は封印されたけど、小さな石を生み出した」
一穂「村の一員となりたかった神様は、少しでも力になりたかったんだね」
れんげ「閉じ込められたのに、それでも友達になりたかったのん?」
一穂「昔はね、よそから来る人を受け入れてくれる村って、少なかったんよ」
一穂「神様でも同じだったんだね」
一穂「神様自身は封印されたけど、小さなお守り石は村の家が順番に守っていくことで」
一穂「少しずつ少しずつ、力を分散して村を守ってきたんだってさ」
一穂「まあこれが、お守り石の大体の由来みたいだねえ」
うちがそれを聞いて、思ったのは――
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