【バンドリ×けいおん】唯「バンドリ?」香澄「けいおん?」
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114: ◆64sUtuLf3A[sage saga]
2019/10/02(水) 22:24:26.98 ID:2rXBvp8co
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 そして陽も傾きかけてきた頃。

 梓は次の約束があるという事で、話はそこでお開きになった。


梓「湊さん、Roseliaの皆さん、本日はありがとうございました」

友希那父「こちらこそ、ご両親に宜しくお伝え下さい、ありがとうございました」

友希那「いつか、梓さんのステージも観に行きます。本当に、ありがとうございました」

梓「はい、皆さんもバンド活動、頑張って下さいね」

 皆に向け、梓は一礼し、喫茶店を後にする。

 その梓の背を見送り、友希那はつぶやく。


友希那「中野梓さん……あの人は、一体どんな音楽を奏でるのかしら」

友希那父「ああ、彼女のご両親の音楽は、まさに純粋そのものだったよ。あの人達は私とは違い、決して周りに流されることもなく、本当の意味で自分達の音を楽しんでいた……」

 遠い眼で、友希那の父は続ける。


友希那父「それは、彼等の娘である彼女にも受け継がれているだろう……友希那と話していた時の中野さんの瞳は、若い頃の彼女の両親と同じ輝きをしていたからね」

友希那父「彼女の音楽……友希那も是非聴いてみるといい、たまには畑の違う音楽を聴くのも悪くないだろう」

友希那「……ええ、そうね……近いうちに必ず聴いてみるわ」

 微笑みながら言う父の声に、友希那は梓の存在を強く認識していた。

 そして……。


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