8: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2019/09/29(日) 01:16:22.60 ID:wEDTEyMZ0
「いひゃかったら……ひゅぐにいっへ?」
次にざらざらとした熱が肌膚をなぞる。
ちろっ、ちろっと窺うように、厚みのある柔肉が俺の首筋を這って行くのが分かる。
苦しみに分類されない不思議な痛み、
育の与えて来る触診のようなその刺激が俺から溜息とも呻きともつかない声を引き出すたびに
「え…えへっ……、がまんしよーね?」と、彼女は優しい声音で囁きながら、
俺の頭を愛しく撫で上げていくのだった。
そうして、その間にも育の顎は肉に食い込み、
やわやわとした甘噛みは徐々に加える圧を増していって。
「んっ、……ちゅっ、…ぺろ、ちゅちゅ…」
「くちゅ、ちゅる…はぁ………はぁ、……ん…っ!」
「ちゅぱっ……っ、……ね? わたし、じょうずにれきへる…かなぁ?」
最後は桃子に言ったのだろう。
俺からは見えない育の仕草、
大人の男の首筋に噛みつく親友の姿を彼女は食い入るように見つめていた。
ジッと見続けていればそのうちに、ゴクリ、と唾を呑みこむ音すら聞こえてきそうな集中だ。
23Res/18.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20