14: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2019/09/29(日) 01:23:02.16 ID:wEDTEyMZ0
「そうさ! だからもっと自然体の、生意気ないつもの桃子で十分に可愛くなるんだ!」
「誰が!」
生意気だって言うの! と桃子が俺のおでこを叩く。
が、それによって彼女の緊張の糸が解れたのは明らかだった。
「決めた! ケンゾクにしようと思ってたけど、お兄ちゃんなんかしもべで十分だね」
「なっ、そんな下心を!? ……断じて断るっ! 誰がお前のしもべなんかに――」
「ああ、もう、ごちゃごちゃうるさぁーい! ――育、桃子の代わりにお兄ちゃんのこと押さえてて。
こんなやつサッサと血を吸って、一生二人の玩具にしちゃうんだから!」
先程までとは打って変わって活き活きと演技を始める桃子。
こういう切り替えの速さは流石にプロとしてのプライドを持ってるだけはある。
あっという間に方針を変えた桃子は育にも手伝わせて俺の拘束をさらに厳しくすると。
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