ハルヒ「お、お尻の穴を……ほじって、ください」キョン「驚天動地だ」
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14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/27(金) 22:19:50.28 ID:IVY7iCaZO
「別に咎めるつもりはないんだ」

ただ認識を共有したかった。それだけだ。
その自覚は、子供の俺でも持てたものだ。
ならば俺よりも断然聡明な頭脳を持つ涼宮ハルヒが、そのことに気づいていない筈もなく、気づけないのはおかしい。ありえないことだ。

「俺はお前と同じ気持ちだ」
「あんたと傷を舐め合うつもりはない」

ああ、くそ。どうしてこうなる。何故なんだ。
どうしてわかってくれない。どうすりゃいい。
どうしたら、この分からず屋と心を交わせる。

「……あんたの言いたいことは、わかってる」

不意に、涼宮ハルヒがこちらの心情を汲んだ。

「でも、あたしは諦めたくないの」
「ハルヒ……」
「実在するのかどうかも定かではない存在にもし会えたとして、友達になれたとして、その時にちっぽけで普通過ぎる自分と向き合うことになって、それでどれだけ悲しくて辛い思いをしたとしても、それでも……あたしは……!」

こちらを見つめ、必死に自分の本心を吐露するハルヒは、いつにも増して激情的に、いつにも増して本気で言葉を紡ぎ、一雫の涙を流した。

それを見て、意地を張っているのはこいつではなく自分なのだと気づき俺も本心を吐露した。


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