ハルヒ「お、お尻の穴を……ほじって、ください」キョン「驚天動地だ」
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/27(金) 22:21:57.32 ID:IVY7iCaZO
「お前は特別だ」

涼宮ハルヒは特別な存在だ。
こいつには願望を実現する能力がある。
古泉に言わせれば、神のような存在だ。
だがしかし、そんなことはどうでもいい。

俺が言いたいのは、そんなことではなくて。

「お前は俺にとって、特別な存在だ」
「キョン……」

これで伝わっただろうか。
自分の本心はハルヒに伝わっただろうか。
不安になって、早口で言葉を重ねる。

「だからもしもお前がちっぽけな自分に耐えられなくなったとしても、その時は、俺が……」
「もういい」

ああ、やっぱり駄目だったらしい。
やはり、涼宮ハルヒには伝わらない。
それっきり興味を失ったらしく。
ハルヒはちゅごごっと、飲み物を飲み干して。

「……まったく、甘ったるいんだから」

拗ねたように口を尖らせ、今更文句を言う。
甘ったるい飲み物の容器を睨み、握り潰す。
そしてにやりと笑い、こちらを横目で見て。

「あんたには似合わないわ」

結局それか。やれやれと首を振りつつも。
自分でもそう思ったので、反論はしない。
とはいえ、これで暫く暖は取れるだろう。

迫り来る冬に備え、俺たちは身を寄せ合った。


【涼宮ハルヒの暖冬】


FIN


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