769: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:48:18.15 ID:hEQnKdja0
えりち「そうなのね、でも私が有利なのは変わらないことよ!」ダッ
770: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:49:29.15 ID:hEQnKdja0
絵里「………」
絵里(ここで私は一つ思う、このまま戦いを続けててもそれぞれが見たものを返し合ういたちごっこになる。それは不毛であり意味のない戦いに過ぎない、なら短期決着が望ましい)
771: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:50:14.47 ID:hEQnKdja0
絵里(あの時の希の動きは双方にショットガンを持つことで片方でトリガーを引いてももう片方を撃つことで反動を相殺する仕組みで、銃があってこそのよく出来た戦術だ)
絵里(ただしそれは力業でもなければ希だけが出来る業でもなく、工夫を何重にも施し、メリットとデメリットを計算しつくした希の有する力でも出来るようにした業であったと思う)
絵里(この動きのメリットは相手を寄せ付けない、相手を無理矢理動かすことが出来る、手数で勝つことが出来たりと火力面では強い)
772: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:54:36.64 ID:hEQnKdja0
えりち「あっ……」
773: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:55:52.02 ID:hEQnKdja0
絵里「……やっぱり私…」
絵里(目を開けたまま、口を開けたまま動かない相手…ううん私を見て思うのはやはりこの力は使うべきものではないというのが分かる)
絵里(拳銃も持ってなかった私が今では格闘だけでこんなことができるなんて思いもしなかった)
774: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:57:14.02 ID:hEQnKdja0
えりち「…ぷはっ」
絵里「!」
えりち「はー…負けたわ」
775: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:58:32.83 ID:hEQnKdja0
絵里「…じゃあ聞くわ」
絵里「私の知るべき真実っていうのはどこにあるの?」
776: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 20:00:21.92 ID:hEQnKdja0
絵里「…まるで私が生きていてそこに行けって言ってるような口振りね」
えりち「ええ、生きてるもの」
えりち「…いや、具体的には死んでるけどね」
777: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 20:01:33.72 ID:hEQnKdja0
えりち「あなたは私————私はあなた」
778: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 20:02:29.22 ID:hEQnKdja0
えりち「さっき戦って分かったわ、まだあなたには戦う気力がある。生きる力を完全に失ったわけじゃない」
えりち「勝ちたいって思えるならもうそれでいいわ、小原鞠莉のところに往って小原鞠莉に勝ってきなさい」
絵里「…無茶言うわね」
779: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 20:04:06.56 ID:hEQnKdja0
えりち「返事は?」
絵里「…何故私にそこまでするの?」
えりち「あなたは私だけど、私はあなたではないからよ」
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