絵里「例え偽物だとしても」
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746: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:18:57.92 ID:hEQnKdja0
梨子「…もう、何が何だか分からなくなってきました」

果林「どうしたの?急に」

梨子「曜ちゃんがアンドロイドと仲良くやってるのを見てると、きっと私のお母さんとお父さんと……後私の犬を殺したアンドロイドが悪かっただけなんだろうなって思うんです。私はアンドロイドの事が今でも憎いけど……盲目的じゃない」

梨子「だからきっとアンドロイドには私の事気遣ってくれたり仲良くしてくれる子もいるんだろうなって思うんです。でも、そんなことを考えると私が今までしてきたことの意味が分からなく…なるんです」

果林「……難しく考える必要はないと思うわよ」

果林「アンドロイドは結局人間と同じなのよ、人間にも悪はいるしもちろんアンドロイドにも悪はいる。だから梨子の親を殺したのが人間だったとしても別に不思議な話じゃない」

果林「…私は梨子本人じゃないわ。梨子がこれからも復習に努めるんだったらそれはそれでいいし私は喜んで肯定するわ」


果林「……だけど、もし梨子がアンドロイドの事、信じてみようって思うならそれも私は喜んで肯定する」


果林「…元々、私はアンドロイドの事好きなのよ?ただそれ以上に殺すことが好きだからこの部隊に入ってるだけ、だから私としてはアンドロイドを信じてみるのも選択の内に全然入ってくるかなって思うの」

果林(もしこれから梨子がアンドロイドの事を信じて仲良くやってくれるんだったら、私も幸せだ。そこからアンドロイドへの復讐以外の生きがいを見つけてほしい、私は梨子の親じゃないけど、抱いている気持ちは梨子の親と変わりないんだと思う)

果林(私は殺すのが好きだけど、逆に言えば殺すのが好きなだけでそれ以外は普通の女だと思ってる。だから私の心の中で迸るこの優しさだって本物だし、梨子を救いたいと思うこの気持ちももちろん本物だ)


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