絵里「例え偽物だとしても」
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506: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/01(火) 19:56:29.26 ID:ViazdTd70
梨子「……でも、正直私には分かりません」

梨子「アンドロイドが危険だと、手遅れだと分かってるのなら今すぐにでも排除するべきものではないのですか?」


梨子「それに、私たちは何のためにいるのですか?」


鞠莉「……梨子、あなたには分からないかもしれない」

鞠莉「きっと私の抱えるこの気持ちは複雑すぎて私にしか…いや、希は分かると思うけど、いずれにせよ普通じゃ分からないことなの」

梨子「…つまり?」

鞠莉「私はこの東京が大好きよ、常にchaosで満ち溢れてて毎日誰かがドンパチやってるここはとにかく刺激的で退屈しない、だから私はここが好きなの」

鞠莉「でも、アンドロイドに好き放題やらせたら破滅はもはや秒読みよ、だからある程度歯止めを利かせる為にこの都市には対アンドロイド特殊部隊っていう“必要悪”がいなきゃいけないのよ」

鞠莉「つまり対アンドロイド特殊部隊はアンドロイドの殺害よりかは抑制を目的としたものなの」

鞠莉「危険度の高いアンドロイド——いえば破壊衝動を作ってしまったアンドロイドだけ排除しとけば後はアンドロイドと人間が勝手に街を盛り上げてくれる、そんな造られたvoltageが私は好きなの。優しさは常に一人じゃ生まれないものよ、だから二人で優しさを生んで盛り上げるの」

梨子「………」

鞠莉「ごめんなさいね、こんなくだらない理由で」

梨子「いえ、むしろ安心しました。ここで鞠莉さんがどう答えようと私がアンドロイドを殺すことには変わりないですが、胸糞悪いものは胸糞悪いですから」

鞠莉「そう、ならよかったわ」



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