絵里「例え偽物だとしても」
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380: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/29(日) 21:38:28.69 ID:7iMNu1YO0
絵里「………」

にこ「…じゃあ私も帰るわ」

絵里「え?」

にこ「絵里が生きてるのを確認出来たならもうここにいる必要はない、あいつらもきっと絵里が目覚めたからここを出たんだわ」

絵里「…どうして?このままいればいいじゃない」

にこ「私には妹たちがいるの、例えあの部隊を裏切ろうとも戻らなきゃいけないのよ。ママはいるけどね、姉として誇りを持って生きてるの」

絵里「…姉として」

絵里(私にも亜里沙という妹がいる、だからその言葉は少し…少しばかり痛かった)

にこ「その点ダイヤは姉として最低だったわ」

絵里「…!そういえばそう、なんでダイヤを嫌ってるの?」


にこ「…あいつにはルビィっていう妹がいるの」


絵里「!!」

にこ「…でもその妹は昔あったデパートに乗り込んできた武装集団によって足を撃たれて意識は闇へと誘われた、きっと熟成した今の体なら意識はあったと思うけど、まだ幼い頃だったから痛みは体についていけてなかったんだわ」

絵里「…それ、知ってるわ」

にこ「…そう、それでダイヤはショックが大きすぎたんだわ。悲しみは次第に怒りへと変わっていき、二度と大事なモノを無くさないと対アンドロイド特殊部隊に入った。あそこの部隊は人間の中でも指折りの強者しかいないからね、あそこに入ることこそ自分が強くなる最短ルートだと思ったんでしょうよ」


にこ「そうしてそこで出会った凛に慰められて、次第に凛を本当の妹のように見るようになってしまった」


絵里「……なるほどね、でもおかしいわ。なら凛は何なの?」

にこ「あいつはぁ…そうね…ただのバカかしら」



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