絵里「例え偽物だとしても」
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29: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/24(火) 18:08:44.77 ID:Sjljkzyd0
絵里「果南、こいつは…」

果南「南ことり、識別番号はA-82のかなり初期に造られた戦闘型アンドロイドだね」

絵里「初期型…!」

ことり「多分設定上あなたたちより年下だけど、戦闘経験はあなたたちの倍はあるかなぁ」

果南「そうだね、ことりの持ってるその銃はタウルス・ジャッジっていう拳銃で、トリガーを引くと散弾が出るんだ。だから絵里は回避がほぼ不可能だった」

絵里「そういうこと…」

果南「後、さっき見た感じあなた中国拳法知ってるでしょ?それに指の形までそれぞれちゃんと決まっててほぼ完璧と言ってもいい身のこなし」

ことり「あはっよく見てるんだね」


果南「私、眼がいいって言われてるから」


ことり「そっかぁ、それであなたたちは私を――――んん、ことりをどうしたいの?」

絵里「…なんで一人称は変えたの?」

ことり「えへっだってそれはぁ…」


ことり「モードの切り替えの為だからだよっ!!」ドドドド


絵里「なっ…!」

果南「させるかっ!」

絵里(ことりが喋りだした瞬間、背中にかけてあったアサルトライフルで私たちに発砲してきた。アンドロイドだから可能であった反射神経で初弾と二発目を回避したところで果南がことりへ向かって発砲した)

ことり「はっ」

絵里(ことりはそれに対して地面を蹴り、右側へ跳躍して回避を行いながら再び発砲をして攻撃に転じた)

果南「遮蔽物を上手く使って!」

絵里「分かってる!」

絵里(その一瞬で私たちは木やらイスやらを使ってなんとか回避する、もう野次を飛ばしていた通行人も周りにはいない。私たち三人だけのフィールドになった)


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