絵里「例え偽物だとしても」
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136: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/24(火) 22:44:58.79 ID:Sjljkzyd0
善子「めんどくさいわね、どうする?」

絵里「どうしましょう…か、難しい選択ね」

絵里(相手がスナイパーじゃ容易に顔を出すことが出来なくて視界も悪いし無防備に前へ出れるはずもなく中々動ける状態じゃなかった、これはゲームじゃない、死んでも復活しないし銃弾を受けてもすぐに回復なんかできない)

絵里(だからこの選択は非常に重要なものだった、一つ間違えただけで死が待ってる。脳死な行動は出来ないしよく考える必要があると私は思った)


「悩んでる暇なんてあるん?」


絵里(深く考えてる時、声がした。それは不意によく反響して)

絵里「!」

絵里「っ!どこっ!?何!?」

絵里(反響のせいか、声の発生した場所が分からなかった。左なような右なような曖昧な感覚だけが私を引っ張ってパニックになった)

絵里(けど、電柱にくっつく防犯灯の光が答えをくれて揺れだした気持ちはすぐに収まった)

絵里「…!上…!」

絵里(私の影に誰かの影が重なったのを見て気付いた。そしてそれは一目見て善子じゃないことが分かった、何故ならそいつは宙に浮いていたから)


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