絵里「例え偽物だとしても」
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110: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/24(火) 21:32:47.65 ID:Sjljkzyd0
絵里「今日はありがとう、この恩は忘れないわ」

花陽「いえ、恩とかそんなのは気にしなくて大丈夫です」

絵里「…ごめんなさい」

絵里(私の言いたいことを全部まとめた上で出てきた言葉は“ごめんなさい”だった)

絵里(今は花陽さんにお返しする余裕がない、自分のことだけで精一杯だった)

スタスタスタ

花陽「…あ、あの!」

絵里「ん、何?」

花陽「…ホントに絵里さんがY.O.L.Oへ向かうというのなら、きっと死もつきまとう戦いが始まると思います」

花陽「明日には死んでるかもしれない、些細な出来事で全てが崩れてしまうかもしれない」


花陽「もしかしたら私が裏切り者かもしれない」


花陽「…それでも、絵里さんは戦いにいくのですか?」

絵里「……ええ、もちろんよ」

絵里「もうトリガーを引いたからには戻れないの、これは生半可な覚悟でやってる遊びじゃない」


絵里「殺し合いを今――――私たちはしてるの」


絵里「…そこにルールなんてない、勝った者が正義と言われ、負けた者が悪と言われるそんな理不尽極まりないクソまみれの世界で私たちは戦っているの」

絵里「もはやあなたが裏切り者だろうと関係無い」


絵里「相手が人間だろうとアンドロイドだろうと、銃弾で貫けば終わりなんだから」




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