花音「千聖ちゃんとの、ちょっとだけ長い帰り道」
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12: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2019/09/21(土) 23:17:14.73 ID:Du4y4HqP0
千聖(私は電車の乗り継ぎが苦手、花音は方向音痴で迷いがち。普段なら悩みの種となるそれが、今に限っては味方となる)
千聖(花音のせいにするのは嫌だから、電車を乗り間違えたことにしてしまえばいい。私が電車を乗り間違えるのはよくあることだから、きっと誰も疑わない)
千聖(我ながら悪いことを思い付くわね。でも、この笑顔を今だけは私だけのものにしたいから)
千聖「花音、ちょっとスマホ借りるわね」
13: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2019/09/21(土) 23:17:45.15 ID:Du4y4HqP0
花音「……千聖ちゃん、何送ったの」
千聖(察したらしい花音が、ムッとした表情でこちらを見つめてくる)
千聖(不満げなその顔も素敵だけれど、見ているよりも機嫌を直すのが先かしら。そう思い、彼女の唇にそっと口付けをする)
14: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2019/09/21(土) 23:18:11.13 ID:Du4y4HqP0
花音「ずっとずっと、離さないで……ね?」
15: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2019/09/21(土) 23:18:48.90 ID:Du4y4HqP0
ーーファストフード店
彩「えっ、今朝学校に遅刻したのってそれが理由だったの!?」
千聖「えぇ。あんなに可愛い姿を見せられたら、放っておけるわけないじゃない」
花音「ノートまで見せてもらってごめんね、彩ちゃん……私も遅刻はダメだって言ったんだけど」
16: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2019/09/21(土) 23:19:22.49 ID:Du4y4HqP0
花音「私それ、全然覚えてないんだけど……ど、どんな風に甘えてたの?」
千聖「そうね……私は先に目が覚めていたのだけど。花音の背中を撫でたら、花音が手をギュッて掴んで離してくれなくて。私の腕を抱き締めたり、匂いを嗅いだり、頬擦りしたりしてたわね」
彩(あっ、やば)
千聖「そのまま腕にキスとかしてくれたりして。ちょっと強くて跡が残っちゃったけど、花音のものって印を付けられたと思うと嬉しくて……」
17: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2019/09/21(土) 23:19:49.71 ID:Du4y4HqP0
花音「ち、千聖ちゃんっ。もうやめてよぉ」
彩「あのー、私、このあとシフト入ってるんだけど……」
千聖「彩ちゃんはこのままここでバイトでしょう?移動時間を考慮しなくていいのだからまだ時間はあるわ。それで、目覚めた時の花音の反応がねーー」
花音「千聖ちゃん、そんなに細かく説明されたら恥ずかしいから……っ」
18: ◆bncJ1ovdPY[saga]
2019/09/21(土) 23:22:18.49 ID:Du4y4HqP0
終わりです。
あやちさかのんはあやちさ・ちさかの・あやかのんの3つの派閥がありますが、皆さんはどれを推しますか?私は全部ですが
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