43:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:22:15.26 ID:zmSaLWxG0
「うーん、みんなが言ってた『今のままの昴』でかわいくなっていけばいいんじゃないか？」
「え？なんだよ、それ！」
44:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:23:19.92 ID:zmSaLWxG0
「……あ、そっか！なるほど！
『かわいさの道は1日にしてならず』
って感じか！？」
45:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:24:20.38 ID:zmSaLWxG0
「やっぱ、Ｐはスゲェなぁ……！
いつも悩んでるオレに助けをくれてさ！
ほんと、いつもサンキュな！Ｐ！」
46:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:25:38.15 ID:zmSaLWxG0
オレは布団から腕を伸ばしてＰの浴衣の袖をすこしひっぱる。
「……？どうした？」
47:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:26:23.40 ID:zmSaLWxG0
「お、おい！また本の受け売りか！？それはやめるんじゃなかったのか！？」
48:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:27:58.24 ID:zmSaLWxG0
ーーそれからーー
49:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:28:47.97 ID:zmSaLWxG0
それからしばらく経って、Ｐがまた箱根に行くことになった。
50:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:29:52.99 ID:zmSaLWxG0
「そうだな！
今日は箱根の祭りの実行委員会との初顔合わせだ。
色々と検討事項が多い大事な会議だ！がんばってくるぞ！」
51:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:30:53.13 ID:zmSaLWxG0
「その……今日が大事な会議って聞いてたから……
これ！
52:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:31:41.47 ID:zmSaLWxG0
「は、はあああああ！？
だ、ダメ！ぜってーダメだから！！！
ひとり！ひとりで見てくれよ！！
53:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:32:24.92 ID:zmSaLWxG0
「コホン…！
えっと…この弁当はさ、その……『応援』な！」
54:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:33:48.12 ID:zmSaLWxG0
「……でもさ！分かんないからこそ、後悔したくない！
今のオレができることをめいっぱいやってさ！
後から見たらベストじゃないかもだけど、
55:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:35:44.99 ID:zmSaLWxG0
「なるほど！だからこの弁当は『応援』……か！」
「そう、応援！
56:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:36:29.94 ID:zmSaLWxG0
ーー箱根 某所会議室ーー
57:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:37:48.96 ID:zmSaLWxG0
「ああ、君！これからウチの若いのと一緒に昼ごはんを食べに行くんだが、来るかい？」
野球好きの会長に声をかけられる。
58:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:38:37.56 ID:zmSaLWxG0
「……ところで、今度のライブの件……
その、わしは昴クンをセンターにしたいと思っているのだが……」
「えっ！永吉をですか！それは……本人も喜ぶと思います！」
59:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:40:27.32 ID:zmSaLWxG0
賑やかだった会議室は、今は俺ひとりだけ。
60:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:42:30.52 ID:zmSaLWxG0
そこには、海苔を切り抜いて書かれた、
文字みたいなものがご飯の上に浮かび上がってる。
61:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:43:23.66 ID:zmSaLWxG0
シンプルな言葉。
でも、たしかに昴の言葉だ。
62:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:47:58.23 ID:zmSaLWxG0
以上です。
長いお話でしたが、ありがとうございました。
昴クンお誕生日おめでとう！！
これからも隠れて応援しています！
63: ◆NdBxVzEDf6[sage]
2019/09/20(金) 19:05:30.21 ID:0ufDn1Rs0
から回ってる昴かわいい
乙です
永吉昴(15) Da/Fa
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