59:伊丹 [sage]
2019/09/20(金) 18:40:27.32 ID:zmSaLWxG0
賑やかだった会議室は、今は俺ひとりだけ。
俺は昴が作ってきた弁当を取り出す。
飾りっ気のない使い込まれたアルミの無骨な弁当箱。
父親のを借りてきたのかな?とクスリと笑みが溢れる。
弁当の蓋を開ける。
献立は、唐翌揚げ、かぼちゃの煮物、ほうれん草のおひたし、
おっ、俺の好きな卵焼きも!
……すごいな!おかずがギュウギュウに詰め込んである。
これは食べがいありそうだな!
ご飯の部分にはアルミホイルがかけてある。
今回ものり弁かな?
前みたいに海苔がフタにひっつかないようにしたんだな。
考えたな!昴!
ホイルをそっと剥がすと、
海苔のいち面の黒がーーー
ん?
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