夢見りあむ「ぼくは弱いから君の手を取った」
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3:名無しNIPPER[saga]
2019/09/15(日) 11:32:46.40 ID:QSLC9P+h0
ポテトチップスにコーラ、あと適当に新商品のお菓子類。

今日は徹夜でライブ映像を見るんだから不健康でも許される。

(今日のぼくは最強かもしれない)
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[saga]
2019/09/15(日) 11:33:58.03 ID:QSLC9P+h0
ほんの少しだけあった気がかりもこれで解消されて、少女のそばを通り過ぎ、りあむは帰路へと歩みを進める。

一歩、二歩、三歩。

(…………あれ?)
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[saga]
2019/09/15(日) 11:35:01.30 ID:QSLC9P+h0
そう思いつつも、思うがゆえに、りあむはあの少女について考えてしまう。

自分と同じようにジロジロ見られるような体型で、自分と同じようにおどおどしてそうな、自分よりも年下な少女。

一方的な感傷だが、あの少女がそういうことに手を出しているように思えない。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2019/09/15(日) 11:36:06.41 ID:QSLC9P+h0
視線の先には少女がいて。

向かいにはスーツ姿の男性がいて。

男性は「じゃあそろそろ行こうか」と言って。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2019/09/15(日) 11:36:59.65 ID:QSLC9P+h0
「むりむりむりむり!やむ!めっちゃやむ!!」

「なんでぼくこんなことしてんの!?大丈夫かぼく!?頭とか!もうやんでる!?」

「あああ、どうしてこんなことしてるんだろう!女の子を助けるとか、そんなのぼくのキャラじゃないのに!わかってる!よ!」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2019/09/15(日) 11:38:55.01 ID:QSLC9P+h0
「ぜひー……ぜひー……おえっ」

「だ、大丈夫ぅ?」

少女は両目に涙を浮かべながら、心配そうにこちらの顔をうかがっている。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2019/09/15(日) 11:40:30.03 ID:QSLC9P+h0
りあむ休憩中。

どうにか戻さずにすんだので、一呼吸を置いてりあむは少女に言い聞かせる。

「あのね、さっきのスーツの人みたいなのは危ない人なんだよ。だから、もし話しかけられても」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2019/09/15(日) 11:41:19.40 ID:QSLC9P+h0
「すいませんっした!!」

りあむ土下座なう。

なんとスーツ姿の男性はロリコン変態援交野郎、ではなくアイドル事務所のプロデューサーだった。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2019/09/15(日) 11:42:27.12 ID:QSLC9P+h0
「あの、ホントごめん。くるみちゃんも」

「ううん。くるみの方こそごめんなしゃい」

必死の土下座の結果、どうにか二人には許してもらえた。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2019/09/15(日) 11:43:35.00 ID:QSLC9P+h0
プロデューサーは何か思いついたようにして、それからぼくにコンビニの袋を渡してくれた。

「これ、一応中身はそのままのはずだ」

「え!?これわざわざ拾ってくれたの!?ありがとう」
以下略 AAS



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