【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
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647: ◆0I2Ir6M9cc[saga]
2019/11/21(木) 22:51:43.49 ID:A0yYdP+m0
もちろん、食べ物を食べることだけが生活ではない。

時間の許す限り、彼と彼女らが交流し……触れ合うことも生活の1つだ。

ショタ提督「………」スタスタ

ナトリ「わぁ……♪今日も明るくて、見晴らしが良いかも……!」スタスタ

ショタ提督(……感じる。ナトリから、温かさを……)

彼と彼女は住処の周辺を散歩していた。無論、誘ったのは彼女の方だ。

明るい日差し、漣の音を静かに奏でる海、生き生きと生い茂る植物……正しく、生気に満ち溢れた場所だ。

彼はこの場に立っているだけでも、その生気を……活力に満ちた生き物のエネルギーを、受け取っていく。

ナトリ「……あっ」

ショタ提督「……?」

ナトリ「この植物、枯れちゃってる……かわいそうに……」スッ…

ショタ提督「……!」

ショタ提督(今、胸の奥が……締め付けられたような感覚が……)

彼女は、枯れてしまった花を見つけ……悲しい気持ちを抱く。

すると、その想いは彼に流れ込み……いつもと違う"感情"が流れてきたことで、彼は僅かに動揺する。

ナトリ「………」シュン

ショタ提督(何故か分からないけど……嫌だ。ナトリが、こうしているのを見るのは……僕も、同じ感じになってしまう……)

ショタ提督「………」スッ…

ナトリ「……50周目提督?」

ショタ提督(……感じない。生きようとする想いを、活力を……つまり、この植物は……"死んだ"……?)

ショタ提督(……嫌だ。このままでは、ナトリがいつもの顔に戻らない……何とか、しなければ……!)カッ

パァァ…ッ!

ナトリ「あっ……!」

彼は無意識の内に……己の力を、枯れた植物に注いだ。

2つに分裂してしまっている上に、力をばら撒いてしまった為、以前ほどの能力や効果は無い。

だが、それでも……1つの枯れた植物に生気を宿すには、十分の力だった。

ナトリ「枯れた植物が……また、元気になって……!50周目提督、今の……どうやったの……!?」

ショタ提督「……分からない。ナトリの、さっきの顔を見たくないと思ったら……こうなって」

ナトリ「私の、さっきの顔……それって、悲しんでる私を励まそうと……?あっ……!」

ナトリ(あ、あれ……?心の中が、温かくて……フワッとする……)ギュッ

その力に反応したのは、枯れていた植物だけでない。

傍にいた彼女もまた、彼と"共鳴"し……心が温かい気持ちで満たされてゆくのを感じていた。


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