高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「9月5日のその後に」
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21:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/05(木) 18:50:20.18 ID:w/xsIxLY0
「……うんっ。覚悟決めた! 行こ、藍子」
「あ、はいっ。行きましょ、加蓮ちゃん♪」

店員さんに見送られ、カフェから出ます。途端に全身を包み込む、秋の始まりの涼しさ。
少し歩いた先の表通りに1台の車が止まっていて、開いた窓から加蓮ちゃんのお母さんが手を振っていました。
それを見て、またもう1回だけ、加蓮ちゃんは立ち止まり――
だけどすぐに、歩き始めます。
私の服の袖をそっと摘む手を、繋いであげて。

「お母さんっ! あのさ――」


【おしまい】


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