【安価】安価ファンタジー冒険者で地の文多めのマジメなやつ
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◆a0UdM47R7d2e
[saga]
2019/09/06(金) 22:38:59.16 ID:QNYSVY+z0
ゴブリン退治と聞いて顔を青くしたミアだったが、実際はそれ以前の問題だった。
村落跡とはつまりそのまま村落の跡であり、当然そこにはもう誰も暮らしていない。
当然の事として道の整備など行われていないのだ。
かつては道だったのだろうと思われる窪みは伸び放題の植物に覆われ、全く歩行を助けてくれない。
むしろ境目を見落とせば段差に足を取られるだけの余計な地形でさえある。
町中と修道院のみで暮らしてきたミアが簡単に踏破できる道程ではなかった。
体力はあっという間に底を付き、息もまともに整わない。
途中で痛み始めた足は麻痺してきたのか鈍い熱を感じるだけになってはきたが、それも良い事ではないだろう。
「ま、それを差し引いても美味しい場所でな。
鍋回しの連中なんかにはここらの素材は高く売れる。
依頼の少ない時期にはちょうどいい稼ぎになんだよ」
「はっ、はっ、ぅ、げほ」
「…………あー。
そろそろ休憩するか」
「……っ、っ!」
ミアは声も出せずに頷く。
ヴォルフの話に耳を傾けて辛さを紛らわせるのもそろそろ限界だった。
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