【安価】安価ファンタジー冒険者で地の文多めのマジメなやつ
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◆a0UdM47R7d2e
[saga]
2019/09/06(金) 22:22:54.63 ID:QNYSVY+z0
都市から見て南方には、豊かな草原が広がっている。
周囲を山に囲まれた盆地だ。
山々から流れる三本の川の合流点であるそこは、水の浸食により段丘と緩やかな台地が形作られていた。
険しさとは殆ど無縁。
牧歌的と言って良いのどかな風景が延々と続いている。
しかし、一見平和にも見えるこの土地には一つの町も存在しない。
付近一帯を治める領主の一族は過去に幾度か手を伸ばしはしたというが、全てが失敗に終わったらしい。
「っつーのも、川と山が曲者でな。
少し雨が続けばすぐ溢れる上に、山は鉄が多すぎるときた」
「はっ、はぁ……そう、なん、っんぐ、ですか……」
「おう、ほれ、あっちの山見てみろ。
山肌が真っ赤だろ?
あんだけ赤いと鉄虫が湧き放題だ。
……連中は鬱陶しい癖に旨味がねぇんだよなぁ」
鉄虫とやらを思い出しているのか、ヴォルフはくしゃりと顔をしかめる。
だが、ミアにそれを確認する余裕は無かった。
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