【ゆゆゆ】大門大は喧嘩番長である【デジモンセイバーズ】
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9: ◆BHtXRZieJ2[sage saga]
2019/09/01(日) 22:28:46.39 ID:HkO0ZzqI0
「えっと…どうしたの、みんな?怖い顔して…」

友奈が不安げな声で問いかける。
大が友奈たちの世界に来てから2週間後、勇者部員と大、アグモンらは勇者部の部室に集合していた。
その場に集まった全員が、これまで見た事のない真剣な表情で友奈を見つめている。
部室に張り詰めるような緊張感が立ち込める中、東郷が意を決して口を開いた。

「友奈ちゃん、ごめんなさい。これ、読ませてもらったわ」

「そ、それは…!」

東郷がカバンから取り出したのは『勇者御記』と記された一冊の日記。

「本当にごめんなさい…でも最近、友奈ちゃんの様子がおかしかったから、絶対に何かあると思って…」

勇者部員たちは、口には出さねど友奈に対してある違和感を感じていた。
ここ数日、勇者部のムードメーカーである彼女から、明らかに生気が減退していたのだ。
それを不審に感じた東郷は、前日に友奈の部屋に忍び込み、そしてこの勇者御記を発見したのだった。
そこに記されていたのは、友奈が天の神の祟りによって苛まれているという事実。
友奈はその祟りが他者に伝染せぬよう、この事実をひた隠しにしてきたのだった。

「友奈。私、もう友奈がこれ以上苦しむのを黙って見てるなんてできない。
 今からみんなで一緒に大赦に行きましょ。きっとなにか解決策があるはずよ」

夏凛が友奈を諭すように静かに語りかける。
だが、友奈は無言で首を横に振り、それを否定する。

「ありがとう夏凛ちゃん。でも、それはできないよ。
 私、まだみんなに話さなきゃいけない事があって…」

友奈は今にも泣き出しそうな表情で昨夜の出来事を語りだした。


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