【ゆゆゆ】大門大は喧嘩番長である【デジモンセイバーズ】
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7: ◆BHtXRZieJ2[sage saga]
2019/09/01(日) 22:15:39.93 ID:HkO0ZzqI0
「大さん、並行世界という言葉をご存じですか?」

「は?ベ、ベーコン…なんだって?」

「並行世界。簡単に言ってしまえば、大さんの言うデジタルワールドのような完全な異世界ではなく
 我々の住む世界と似たような世界が無数に存在しているのではないか、という仮説です。
 もしも、大さんがこの世界とは別の…すなわち並行世界から来たのだとすれば、私たちと大さんの情報が食い違うのも納得できます。
恐らくは大さんの言うゲートでデジタルワールドに転送される最中、装置の故障なのか分かりませんが…
 なんらかの原因で大さんとアグモンちゃんだけが、こちらの世界に転送されたのだと思います」

「おう…そ、そうか…」

完全には理解できない大だったが、それでも、ここが自分たちがいた人間界とは別世界だという事はなんとか理解できたようだった。

「ところで東郷さん、この事は大赦に話した方がいいのかな?」

大が異世界人である事を認識した友奈が、今後の方針について話し合うべく、東郷に疑問を投げかけた。
友奈の問いかけに、東郷は険しい表情を浮かべながら答える。

「難しい所ね…確かに、大赦に話せば、新たな情報が手に入る可能性は高いけど…
 でも、私個人としては、あまり話す気にはなれないわね」

「私も同意見ね。大が異世界人だなんて知ったら、大赦の奴ら何しでかすか分かったもんじゃないわ」

風が東郷の意見に賛同する。残りの勇者部員も無言で頷き、二人の意見に同意したのだった。
しかし、それに対し樹が異を唱える。



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