【ゆゆゆ】大門大は喧嘩番長である【デジモンセイバーズ】
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6: ◆BHtXRZieJ2[sage saga]
2019/09/01(日) 22:02:15.13 ID:HkO0ZzqI0
部外者である大にバーテックスや勇者の存在を明かす事には少々のためらいはあった。
しかし、先程の戦闘を見ても、大が一般人ではない事は明らかだ。
何よりこのまま情報を隠していても、おそらくはお互いの混乱が増すばかりだろう。
そう判断した勇者部は、大と情報の共用をする決断を下した。
その会談の結果、お互いが相手の素性を知る事となった。
この世界が、天の神が遣わしたバーテックスにより、滅亡の危機に瀕していること。
友奈たちがそのバーテックスと戦う任務を課せられた勇者であること。
東郷が壁の一部を破壊した事により、活性化していた外の世界の炎の勢いが、何らかの原因により平常に戻ったこと。
そして、大とアグモンが経験した、人間世界とデジタルワールドを股に掛けた戦いのこと。

「なんていうか、ちょっと信じられないわね…」

「あぁ、俺もだ…」

風と大が同じ意見を口にした。お互いの混乱を解くのが目的だったはずの会談。
しかし、結果は混乱をさらに深めるだけに終わった。
勇者ではない大が、天の神やバーテックスの存在を知らなかったとしても、不思議ではない。
しかし、大の言う事が事実だとしたら、そんな世界規模の出来事を自分たちが知らないなど、あり得るのだろうか。
デジモン、DATS、デジタルワールド、そして、恐らくは天の神にも匹敵するであろう力を有していると思われるイグドラシル。
それらの存在を、勇者である自分たちが何ひとつ知らないなど、そんな事があり得るのだろうか。
勇者部の全員が同じ疑問を抱いていた。
しかし、壁の外における大とシャイングレイモンの戦いを見せられた後では、大の言っている事がまったくのデタラメとも思えなかった。
その場にいる全員が頭を悩ませる中、脳内でひとつの仮設に至った東郷が、ゆっくりと大に語り掛けた。



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