61: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/09/01(日) 02:25:50.70 ID:EuHZjDgH0
杏子《全員止まれだとさ。今のうちにしっかり休んでおけマミ》テレパシー
マミ《ええ、そうね・・・。鹿目さんには悪いけど、今の私にはありがたいわ・・・》
杏子(・・・・・それにしても、やちよのやつ、本当に隙がねえな)
杏子(マミは消耗しているからリボンで助けに行けなかったのは仕方ないにしても、あたしも一歩も動けなかった)
杏子(やちよはまどかの突然の珍妙な技に一切目もくれないでこっちから目を離さなかった)
杏子(全く隙がねえ・・・。それにあんなにじっくりこっちを観察されちゃあ、マミがもう虫の息だってバレてるだろうし・・・。どうする・・・? どうやったらやちよに勝てる・・・?)
杏子(やちよだけじゃない。手練れの鶴乃もいる。それに対して残ったのは、あたしとマミだけ・・・・)
杏子(あたしとマミ・・・か・・・。そういえばまだあの技が残っていたな。もしかしたらあの技なら、あるいは・・・)
みたま「やっぱりすごいわー。みかづき荘と見滝原は。息をつく暇もない激しい戦いなんだもの」
みたま「そんな中残ったのは、やちよさんと鶴乃ちゃん。マミちゃんと杏子ちゃんね」
みたま「やちよさんと鶴乃ちゃんが師弟関係なのは公然の事実だとして、マミちゃんたちもそうなのよね?」
杏子「あっ? なんでみたまがそんなつまらないこと知ってんだよ。ああ・・・調整の時に見やがったな・・・。昔の話だっての・・・」
みたま「うふふっ♪ 実力はどっちもほぼ同じ。それならこの戦いは、より師弟愛の深い方が勝つわね〜きっと♪」
鶴乃「ほほーっ! だったらわたしたちが勝ったも同然だねやちよししょー! ふんふ〜ん♪」ダキッ スリスリ チュッチュッ
やちよ「ああもう鬱陶しい。止まれって言われてるんだからおとなしくしてなさい。あと鼻息と一緒に鼻水が混ざってんのよ。ばっちい」フキフキ
みたま「あら〜。いいのよ〜。みたまお姉さんそういうの大好きっ♪」
やちよ「えっ? 鼻水が大好きなの?」
みたま「でもでも、ここはやっぱり興奮さめやらないうちに、早く決着が見たいわぁ。だからそろそろ試合再開していいかしらっ?」
杏子《マミ。どうすんだ? まだ何か策はあるか?》テレパシー
マミ《残念ながらもうないわ。この状況じゃもうフラッグは関係ないし、一人が一人を相手して競り勝つしかないと思う》
杏子《どっちがどっちの相手をすんだ?》
マミ《佐倉さんが引き続き七海さんの相手をしてくれないかしら。多分、今の私じゃどうあがいても七海さんには勝てないもの・・・》
杏子(チッ・・・。厄介ごとをあたしに押し付けやがって・・・。やちよの手札は未だに全部見えねえ。だからあたしだってやちよとやり合うのは勘弁願いたいんだが・・・)
杏子(しかしマミのやつ、試合前からそうだが、やけにやちよのことを怖がってやがる。不自然なほどにだ。まるで蛇に睨まれたカエルだ。命を狙われているわけでもねえのに。確かにやちよは強いが、何故そこまで恐れる・・・?)
杏子(・・・・・ああ、そうか分かった。マミは銃が扱えるようになってからは一回も負けていなかったからだ。魔女相手にも魔法少女相手にも)
杏子(こいつはリボンで相手を拘束して遠くから大量の銃で撃ちまくる戦法に絶対の自信があった。だがそれをやちよに破られた。それがトラウマになってんだな・・・)
杏子(一回負けたくらいであのマミが・・・。情けねえ・・・)
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