33: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/09/01(日) 01:10:41.56 ID:EuHZjDgH0
葉月「ところで鶴乃さんはどうしてこの大会に参加したんですか?」
鶴乃「それはわたしが最強であることを証明するため!」
葉月「どうして最強になりたいんですか?」
鶴乃「それはみんなの幸せのため! それと由比家再興のため!」
葉月「ふふっ。そうですか。鶴乃さんらしいですね〜。ちなみにアタシたちが大会に参加したのは優勝賞品のためなんですよ」
鶴乃「はっ! やっぱり万々歳の割引券が欲しいんだね!」
葉月「あははっ、そうですね。それもあります。それだけアタシたちは生活が苦しい。アタシらに親はいないから、自分たちが生きるためのお金や食べ物は自分たちで揃えないといけない。だから明日生きるために優勝賞品が何としても欲しい」
鶴乃「あっ・・・。そ、そうなんだ・・・」
葉月「結構そういう人いるんじゃないですか? 例えばあなた方が一回戦で負かしたひみかちゃんとか。あんなにボロボロになって泣きじゃくってそれでも優勝賞品が欲しかった」
鶴乃「うっ・・・ま、まあ・・・・」
葉月「鶴乃さんはみんなの幸せのために最強になりたいって言ってましたけど、それって、そういう貧しい人たちの犠牲の上に成り立つんですか?」
鶴乃「違う! 違う・・・違うけど・・・」
葉月「あははっ、ごめんなさいごめんなさい。今は試合中です。アタシらの身の上なんて関係ないですよね。戦いましょうか」
鶴乃「あ、う、うん・・・」
葉月「さて・・・」グッ
鶴乃「うぅ・・・」バッ.....
葉月(気の入ってない構えだ。もう少し、もう少し揺さぶればいける)
葉月「鶴乃さんのチームはすごいですよね。最古参のやちよさんに、最強の鶴乃さん、それに透明人間のさなちゃん。誇張無しに最高のチームだ。まともに戦ったらアタシたちは勝てない」
葉月「でも、先ほど言った通り、アタシらは生きるために負けるわけにはいかない。だから、ある作戦を考えました」
鶴乃「作戦・・・?」
葉月「このはの固有魔法は何か知っていますか? 暗示の魔法です」
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