八雲みたま「第2回ミラーズカップ開催よ〜♪」
1- 20
32: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/09/01(日) 01:09:40.71 ID:EuHZjDgH0


やちよ「・・・・・・・」スタスタ

鶴乃「ふーんふんっ!」スタスタ


このは《二人歩いてこちらに来るわ。どうする葉月?》テレパシー

葉月《少し離れたところでアタシが鶴乃さんと対峙する。このははそのままその位置でやちよさんを釘付けにしておいて》

このは《分かったわ。鶴乃さんもかなりの実力者よ。気を付けて》

葉月(更紗帆奈と鶴乃さんが戦っているのを近くで見ていたから分かる。鶴乃さんはかなりの実力者だ。やちよさんが信頼しているのも頷ける。真正面から戦ってもアタシじゃ勝ち目はない)

葉月(だけど、戦いってのはなにも武器をぶつけ合うだけじゃないんだ。アタシにはアタシの戦い方がある。だからここは鶴乃さんにアタシの戦い方に付き合ってもらおう・・・)


葉月「やあやあ、こんにちは鶴乃さん」

鶴乃「はいこんにちは! さあ戦おう!」バッ

葉月「まあまあ、そんなに焦らないで」


葉月「あのですねー。このままアタシらが戦うと、少しそちらのチームにとって、よくないと思うんですよ〜。それが心配で、おせっかいながら申し上げておこうかなーっと思いまして〜」

鶴乃「よくない?」

葉月「向こうでうちのあやめと、そちらのフェリシアちゃんが戦っているじゃないですかー」

鶴乃「ふんふん?」

葉月「もしですよ? もしうちのあやめが勝ってしまうとですね? 今、そちらの陣地がガラ空きじゃないですか。フラッグ大丈夫なのかな〜? って思って」

鶴乃「なんだそんなこと! 仮にフェリシアが負けても全然大丈夫だから心配しないで!」

葉月「へえ・・・」


葉月(なるほど。透明人間二人が自陣でフラッグを守っていることをほのめかせる発言だ。でもそうだとはっきりは言わない。透明人間が敵陣にいるのか自陣にいるのか、どこにいるかわからない状態を保って、アタシらの注意を散漫させる腹だろうね。だけどそれは逆に言えば、ここぞという時まで透明人間は場所が割れるようなことはなにもしないってことだ)

葉月(でも、透明人間二人がこの近くにいることをアタシは分かっている。さすがのやちよさんだって一対一でこのはとやり合って勝てるとは思っていないはず。そう思わせるために一回戦でこのはの強さを印象付けたんだから)

葉月(相手の作戦は恐らく、鶴乃さんにアタシを倒させて、四対一でこのはを落とすつもりだろうね)

葉月(だから鶴乃さんがアタシを倒すまで大きな動きはない。そうと分かれば、鶴乃さんを揺さぶる十分な時間が取れる。鶴乃さんを突破口に相手の連携を崩していけばいい)


葉月(アタシがフェリシアちゃんから聞いて鶴乃さんについて知っているのは、猪突猛進、頭の回転が速いが精神年齢が低い、そしてみんなの幸せのために最強の魔法少女になることを目指している、あと声がデカい・・・ってとこか)

葉月(それと、一回戦開始前の意気込みで、最強を証明したいとも言っていた。よしっ、今はこれだけの情報があれば十分揺さぶれる)





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
81Res/176.64 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice