カズマ「お前、あのキス……どこで覚えたんだ?」めぐみん「……バカ!」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/23(金) 00:54:19.01 ID:QaugMPoFO
「絶対にお前の爆裂魔法のせいだ!」
「えへへ……やっぱりそう思いますか?」
「なんでそんなに嬉しいそうなんだよ!?」

突如降り出した大雨に打たれて。
莫大な魔力を消費する爆裂魔法の反動により動けない私はカズマにおんぶして貰い、ずぶ濡れになりながらもなんとか屋敷へと戻りました。
そしてカズマにくどくどと説教をされつつ、ほくそ笑みます。これが喜ばずにいられるか。

我が爆裂魔法はついに天候を変える力を得た。

「はぁーはっはっー! 天はもはや我が物だ!」
「明らかに天の怒りを買ってんじゃねーか!」

などと怒鳴りつつもカズマはタオルで私の濡れた髪を拭き、初級魔法で乾かしてくれました。

「ありがとうございます、カズマ」
「さっさと風呂に入って身体を温めてこい」
「はい。カズマも一緒に入りますか?」
「その手には乗らん。とっとと入ってこい」

意外かも知れませんが、彼は優しい人です。
もちろん、先に私をお風呂に入らせてぐっしょり湿った黒パンでゴソゴソするつもりなのでしょうが、それでも私は素敵な人だと思います。


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