カズマ「お前、あのキス……どこで覚えたんだ?」めぐみん「……バカ!」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/23(金) 00:52:32.16 ID:QaugMPoFO
ズドンッ!

「見てくださいカズマ! あの爆煙は過去最高の高度に到達してます! 新記録ですよ!」
「おお〜今日はまた一段と派手にやったな」

モクモクと立ち昇る爆煙。
雲にまで到達したそれを見上げながら、私は達成感と充実感に満ち溢れて倒れ伏しました。
この気怠さがなんとも心地良いです。

私の得意魔法は、爆裂魔法。
というか、それしか習得してません。
ですが、これを放てる魔法使いはそうそうおらず、そしてその威力はまさに人類最強です。
つまり私は最強の魔法使いであると同時に物語の正ヒロインでもあるわけで、まさに力と名声の両方を手にしたと言っても過言ではなく。

「なんだ、今日も黒パンか」
「ひとのスカートをめくるのをやめろぉ!?」

またしても、この男ときたら。
せっかくの良い気分がまたもや台無しです。
しかも、また黒パンとか。黒パンで悪いか。
さもガッカリしたように装いながらも、私のこの紅魔の証である赤い瞳は誤魔化されません。

「昼間からズボンを膨らませないでください」
「う、うるせえな! 少しは恥じらいを持て!」

スカートをめくったのはそっちでしょうに。
とはいえ、怠いので裾を直すのが面倒です。
だから仕方なくカズマにお尻を見せてると。

ポタッ。

「おいカズマ。私のお尻に何を垂らしたのですか? 返答によっては主人公更迭ですよ?」
「ち、ちげーよ! 俺じゃねーよ!?」
「ですが、たしかに今、私のお尻に何か……」

ポタポタポタポタッ。

何らかの液体がお尻に降り注ぎ気づきました。
頭上にはいつの間にやら真っ黒な雷雲が広がっておりそこから大量の雨粒が降ってきました。


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