カズマ「お前、あのキス……どこで覚えたんだ?」めぐみん「……バカ!」
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/23(金) 01:19:32.76 ID:QaugMPoFO
「ふむふむ……やはりそうか」
「バニル……頼むから黙っていてくれ」
「もちろん黙っているとも。ここでお客様に恩を売る為に全てを見通す吾輩はこうしてわざわざ足を運んだのだからな!」

何やらカズマとヒソヒソ密談を交わしているバニルさんを見て、アクアは勘違いをしたらしく、怒髪天を衝く勢いで糾弾しました。

「わかったわ! あんたが黒幕だったのね!?」
「如何にも。全ては地獄の公爵たるこのバニル様が仕組んだこと。そうした方が話が早い」
「セイクリッド・エクソシズム!」
「ふん! 甘いわ! この猪頭めが!」

問答無用で退魔魔法を放ったアクアの一撃を読んでいたバニルさんは身代わりを用いて、背後へと回り込み、淫魔を担いで逃走した。

「ではな、小僧! 淫魔遊びもほどほどにな!」

去り際にカズマに意味深な言葉を残し、追撃するアクアの退魔魔法をひょいひょい躱しながら。

「ああ、それから今日貴様が見た悪夢だが、正真正銘の正夢であると伝えておこう。懐かしの座薬の感触は如何だったかな?」
「んなっ!? 正夢って、まさかお前ら……!」

カズマがこちらに視線を向けたので、私とダクネスは揃ってそっぽを向きました。
すると彼は号泣しながら絶叫しました。

「もうお嫁にいけねぇええええっ!?」
「フハッ! その悪感情、美味である!」

まさに地獄の公爵らしく、高らかに愉悦を響かせ、バニルさんは闇夜に姿をくらませました。

「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

こだまする哄笑を聞いていると、何故かおしりがジンジンして、カズマに座薬を挿入した時のことを思い出して顔があっつくなりました。
ダクネスも私と同じ気持ちらしく、顔を赤くしてモジモジしていたので、私達は顔を見合わせて、お互いはにかんでいると、カズマが。

「あとでお前らにも座薬挿れてやるからな!」

そんな主人公として絶対に言ってはいけない発言をしたので、私達は慌てて逃げ出しました。


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