眼鏡娘「私は重力が嫌い」
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139: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/01(日) 15:25:03.92 ID:N7AwUAt80



ザッザッザッ



老人「もう鬼ごっこはしまいじゃ、お嬢ちゃん方」

青年「…もっと潔い子だと思ってたよ」

他数名「「「……」」」

男「……最悪だ……」

眼鏡娘「……」

老人「それには同意見じゃ、若造よ」

老人「ここまで楽しくない鬼ごっこは生まれてこの方初めてじゃな」

男「……だったら打ち切ったらどうだ?」

老人「無論終幕じゃよ」

老人「お嬢ちゃんの死を以っての」

眼鏡娘「っ……」

老人「お前さんも分かっておるだろう。その子がどんなに"浮いた"存在であるかを」

男「……それがどうした」

男「俺はお前らみたいな赤の他人じゃないからさ」

男「彼氏なんだぜ。羨ましいだろ」

男「格好の一つや二つ付けさせてもらわないとな」

男(くっ……どこか突破出来そうな箇所はないか…!?)

青年「格好なら既に十分付いてるさ。恋人のピンチに颯爽と現れた――まるでヒーローのようにね。それで満足したろ?」

男「その節はどうも、やられ役さん」

青年「このガキ……」

男(向こうは…ダメだ。あのじいさんの横からなら…いや、奥にまだ控えてる)

「……あのよ、こいつらこのまま突き落としちまえばいいんじゃねーの」

老人「それはよろしくない。万が一にも生き延びられたら面倒じゃ」

男(なにかないか…!切り抜ける道……!)





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